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外部ストレージを簡単かつ高速に起動ディスク化できる無料のオープンソースツールです

外部ストレージを簡単かつ高速に起動ディスク化できる無料のオープンソースツールです

(548票)

プログラムライセンス 無料

開発者/メーカー Akeo Consulting‬

バージョン 4.7

次のOSで利用可能 Windows

(548票)

開発者/メーカー

Akeo Consulting‬

次のOSで利用可能

Windows

プログラムライセンス

無料

バージョン

4.7

Rufusは、USBメモリやSDカードなどの外部ストレージを起動可能なドライブやOSインストーラーに変換できる、無料のオープンソースユーティリティです。実行ファイルを起動するだけで使えるインストール不要のポータブルアプリで、Windows環境から手早くブートメディアを作成できます。

頻繁にWindowsやLinuxを入れ替えるユーザー、Raspberry Pi向けのイメージを書き込みたい人、OSが壊れて起動しなくなったPCをUSBから立ち上げたい管理者や上級ユーザーに特に向いています。

起動ディスク作成ツールとしての役割

Rufusの中心的な機能は、USBフラッシュドライブをフォーマットし、起動用USBドライブとして使える状態にすることです。WindowsやLinuxなどのISOイメージからインストールメディアを生成できるため、OSの新規インストールや再インストール、システムの修復に役立ちます。

さらに、RufusにはFreeDOSが同梱されており、これを使ってBIOSやそのほかのDOSベースのファームウェアをフラッシュする用途にも利用可能です。OSが見つからない、あるいは破損しているマシンをUSBから起動する「レスキュー用メディア」としても実用的です。

バージョンアップの過程で、FreeDOS対応から始まり、ISOイメージの書き込み、MS-DOS/FreeDOSサポートの拡充、UEFIブート対応、言語ローカライズ、Windows To Go対応、Windows Vista/XPマシンとの互換性強化など、機能が段階的に追加されてきました。その結果、最新のリリースではより安定した動作と、現行環境への対応が図られています。

対応OSとパーティション方式の幅広さ

Rufusは、Windowsだけにとどまらず、多様なOSイメージに対応している点が大きな魅力です。Windows XPやWindows 7のインストールメディアはもちろん、LinuxディストリビューションDebianFedoraRaspbianなど、40以上のISOが問題なく利用できるとされています。Raspberry Pi向けイメージを書き込む用途にも活用できます。

起動形式の面でも、SyslinuxReactOSGrubUEFI: NTFS、前述のFreeDOSなど、複数のパーティションタイプやブートローダーに対応しています。従来型のBIOS環境だけでなくUEFI環境にも対応しているため、比較的新しいPCでも問題なくブート用USBを作成できます。

また、Windows To Go機能のサポートにより、USBドライブから直接Windows 10環境を起動することも可能です(適切なライセンスは別途必要です)。この場合、内蔵ディスクから実行する場合と比べると動作が遅くなることがありますが、持ち運びできるWindows環境としては十分実用的です。

インストール不要で扱いやすいインターフェース

Rufusの大きな利点のひとつがインストールを必要としない点です。実行ファイルをダブルクリックするとすぐに起動し、接続されているUSBドライブやSDカードを自動検出してくれます。これにより、誤ってPCの内蔵ハードディスクをフォーマットしてしまうリスクを減らしているのがポイントです。

画面上では、ターゲットとなるドライブ、ブートの種類、ISOイメージ、パーティションスキーム、ファイルシステム、クラスターサイズ、ボリュームラベルなどを選択できます。初めて使うときは項目が多く少し複雑に感じられるかもしれませんが、一度慣れてしまえば短時間で起動ディスクを用意できるようになります。

OSのISOファイルはユーザー側で事前に用意しておく必要がありますが、あとはRufusでそのイメージとUSBドライブを指定するだけで、起動メディアが生成されます。USBの容量が不足している場合にはエラーで知らせてくれ、その場合はより大きな容量のドライブを用意したり、既存の内容をフォーマットして空き容量を確保する必要があります。

速度と安定性の評価

Rufusは処理速度の面でも高く評価されており、比較テストでは同種のアプリケーションより短時間で起動ディスクを作成できたという結果が報告されています。Windows 7の起動ディスク作成では、他の手段に比べて作業時間がほぼ半分で済んだ例もあります。

長期にわたるアップデートにより、互換性や安定性も継続的に改善されています。特に2020年のリリースでは、より安定したビルドが提供され、最新の要件に対応できるよう調整が行われました。頻繁にOSメディアを作成するユーザーにとって、安心して使い続けられる点は大きなメリットです。

マルチブート環境と制限事項

Rufusは開発者自身が明言しているように、1本のUSBドライブに1つのOSインストーラーを作成することを前提とした設計です。ソフトウェア側でマルチブート機能を組み込む予定は公表されておらず、公式にはマルチブートUSB作成ツールではありません。

工夫次第で、別の大容量フラッシュドライブと組み合わせてマルチブート環境を構成する方法も紹介されていますが、その場合は追加のメディアや手動でのコピー作業が必要になります。マルチブート用の高度な仕組みをワンクリックで用意したいユーザーにはやや物足りないかもしれません。

また、USBメモリから直接OSを起動する場合、PC内蔵ストレージに比べるとどうしても読み書き速度が劣るため、挙動が遅く感じられる場面があります。用途に応じて、インストーラー用途なのか、Windows To Goのような常用環境なのかを意識して使い分けるとよいでしょう。

高評価

  • 無料・オープンソースで商用利用も含めて使いやすい
  • インストール不要のポータブルアプリとして手軽に利用できる
  • USBメモリやSDカードなど外部ストレージを簡単に起動ディスク化できる
  • Windows、Linux、FreeDOS、Raspbianなど40以上のISOに対応
  • UEFIブートやUEFI: NTFS、Windows To Goにも対応し新旧のPCで利用可能
  • FreeDOS同梱により、BIOSやDOS系ユーティリティの起動にも便利
  • 比較テストで起動ディスク作成の速度が速いと報告されている

低評価

  • 設計思想上、マルチブートUSBの作成はサポートされていない
  • 初見ではパーティションスキームやファイルシステムなどの設定項目が多く、ややとっつきにくい
  • OSのISOイメージは別途用意する必要があり、Rufus単体では完結しない
  • USBの容量不足時はエラーとなり、より大きなドライブの用意や再フォーマットが必要になる場合がある
  • Windows To GoなどでUSBから直接OSを動かす場合、内蔵ストレージより動作が遅くなりがち